試験問題と印刷会社

 

1月13日~14日の土日にかけて、

日本全国ではセンター試験が行われました。

 

ユニークな問題文が話題になったり、

自己採点の結果を見て様々な思いをしていることかと思います。

 

筆者自身もセンター試験を受けましたが(もう何年も前の話ではありますが)

当時は自分が思ったような結果が出せず、

自己採点をしてものすごく落胆をした記憶があります。。。

当時の第一志望校に合格することは出来ませんでしたが、

自分の選んだ大学に進学し過ごした4年間を振り返れば、

今となってはいい思い出になっています。

 

話がそれましたが、

試験問題と印刷会社の繋がりについて少しお話しようと思います。

 

皆さんも何となくイメージができるかと思いますが、

試験問題の電子化はまだまだ道のりは遠く、

今でも紙に印刷され、解答用紙に解答を記入していくものになるかと思います。

 

そこで多くの教育期間や検定試験の問題たちは

印刷会社で印刷をされることがほとんどです。

 

印刷をされるということは、

表現を変えると

事前に試験問題を目にしている人が外部にいるということ

になります。

 

「ってことは事前に試験問題を知っておけるのでは、、、?」

 

と一瞬悪い考えが働いたそこのあなた!

残念ながらそんな簡単な話ではないのです。

 

試験問題はもちろん、企業の新商品広告やチラシも含め、

それらの印刷物に関わる人は、

世間の多くの方たちよりも一足先にその情報を知る機会があります。

 

もしそれを悪用する人が出てきたらどうでしょう、、?

それが皆さんの個人情報であったらどんなことが起きるでしょう、、?

 

もちろん扱う内容によって取扱いのレベルは変わるものの、

こうした印刷物を扱う際には厳重なバリケードがひかれます。

分かり易く言うと「関係者以外立ち入り禁止」というやつです。

作業部屋などを鍵管理をして物理的に入れなくしたり、

そもそも工場の敷地にすら部外者を入れることを拒んだり。

あの手この手で情報が盗まれることを防ぐ手立てをします。

それは印刷会社としての信用問題が関わるだけでなく、

製作依頼者の信用問題にも影響が出かねます。

だからこそ、私たち印刷会社は

「情報を正しく扱える会社です」を証明するために

プライバシーマークの取得などを推進しているのです。

 

もっと言うと、こうした印刷物を印刷することが多いがゆえに、

あまり印刷現場をパッと見せられないという側面もありますが、

その話はまたいつか改めてお話しましょう。

 

なので印刷会社の情報管理は、

実はインターネットが出始めるずっと前から行われてきた、私たちの体にしみ込んだ習慣なのです。

 

いかがでしたか?

受験もしかり、検定試験や資格試験といったものの裏側には、

私たちのような印刷会社も関わっているということがお分かりいただけたのであれば幸いです。

 

最後に受験生の皆さん、

センター試験がとりあえずひと段落しました。

結果が良かった方、まだ気を緩めるのは早いですよ。

合格の結果が出るまで気を抜きすぎず頑張ってください。

結果が悪かった方、まだ諦めるのは早いです。

これで終わりじゃありません。最後までかっこ悪くても、もがきあがいてください。

 

努力は途中で投げ出してしまったら何にも残りません。

最後まで、正々堂々と胸を張って戦ってください。

 

弊社マイプロテックは受験生の皆さんを応援しています。

がんばれ!

 

 

<追記>

弊社はセンター試験の問題文を印刷しているわけではありません。また試験の問題に関するお問い合わせを受けてもお答えしかねますのでご注意下さい。